二本目
先日のfujinon50mmf2.8に続いて二本目の引き伸ばしレンズです
面倒なところはfujinon50mmf2.8の時に書きましたんでそちらを見てください
慣れれば引き伸ばしレンズの虜になります
引き伸ばしレンズに興味がなくてもm42マウントやl39マウントのレンズで近接がもう少し取れたらなってレンズってそこそこあると思うんですよね
ヘリコイド付きのマウントアダプターだとマウントアダプターの方でヘリコイドを伸ばせるので近接も撮れるようになるんですよね
デメリットはマクロレンズではない普通のレンズって近接の撮影になると荒れることが多いです
あとはヘリコイドが2つになるので2つ回さないと遠景を撮れないってところです
小ネタとして、efマウントは一眼レフのマウントとしては短めなのでm42-m42のヘリコイド付きのマウントアダプターにef-m42の変換アダプターをつけ、そこからKマウントやFマウントに変換するとだいたいのマウントで最短撮影距離を稼ぐことができるようになります
ただヘリコイド付きアダプターの長さによっては無限遠が出なくなります
近接撮影でエクステンションチューブをわざわざ挟んだり外さなくてもスムースに撮影ができるようになるので雨の中のレンズ交換でセンサーに水滴がつくことはなくなりますし、レンズ交換をなくせるので埃の侵入も防げます
誤ってレンズを落とすこともなくなります
70mm-200mm f2.8でこれやったら最強な気がしてきましたがきっと重くなるのでのでやりません
そもそもそんなレンズは持っていないです
レンズ情報
4群6枚で軽量で小さいです
fujinon50mmf2.8と同じくらいの軽さですし、見た目もそっくりです
フィルター径が違い、40.5mmなのでフィルターをつける時はステップアップリングの準備を忘れないようにしましょう
40.5mmはライカのレンズキャップが使えるとかってありましたがライカのレンズなんて持ってないからわかりません
私は中国の会社から40.5mmのレンズキャップを買いましたがなぜかドバイ経由でかなり時間がかかりました
ニコンのHPにデータが残っていますので詳細スペックが気になる方は見てみてください
使用環境
APS-C機のソニーのa6000に、fujinon50mmf2.8と同じセッティングで、Eマウント-m42のアダプターをつけて、m42-m42の17mm-31mmのヘリコイド付きアダプターにm42-l39の変換リングをつけてレンズを装着しました
fujinon50mmf2.8より寄れませんし、オーバーインフですが丁度いいのがありませんでした
最短撮影距離は0.3mくらいですが普通の50mmより寄れるのでとりあえず使ってみました
写り
RAW現像して明瞭度をふわふわ方向にMaxにしていますがこのくらい写ります
これも同じ感じにRAW現像しました
開放でもぼけが角ばっています
ちゃんと円形になる引き伸ばしレンズもあると思いますが、ぼけなんて関係ないって言う引き伸ばしレンズらしさですかね
f4だとこんな感じ(雰囲気が違うのは気分の問題)で、マクロレンズ的な使い方ですが固めだと思います
二線ボケも発生しますがニコンのマクロレンズ(マイクロレンズ)micro-nikkor 55mm f2.8Sと似ているぼけな気がしました
似ているとは言いましたが開放でも色収差がほぼ出ないのでパープルフリンジを気にして一段絞るとか考えなくていいので自由を感じます
自由と言っても背景整理は必要なのでよく考えずに撮るとこうなります
絞っても良い描写しますし、質感があがります
線が細い描写と言うのでしょうか
背面モニターで見てもピントが合ってるのかがわかりにくいです
でもTamron 90mm macro f2.8みたいに持ち帰ってみてもピントがふわふわでわからないわけではなく、持ち帰ってみるとピントはしっかり来ているという感じ
こういうぼけが固いレンズの絞った時の背景整理って苦手です
迷わずレンズ交換してしまいます
この感じはmicro-nikkor 55mm f3.5っぽい写りに似ている気がします
まとめ
ニコンのマクロレンズに近い写りで久しぶりにNikonのレンズ使ってるぞーって気分になりました
引き延ばしレンズなので色収差がなく使っていて開放で撮るのも楽しいじゃないかって気分になりました
被写界深度?そんなもん知らんって感じで撮る日があっても面白いですよね
玉ボケが気になる時はヘリコイド付きアダプターを連結させてマクロで撮ればたぶんなんとかなるって思います
あと良い背面液晶のボディが欲しくなりました
ピンバック:el nikkor 80mm f5.6はたぶん中判でないとこれと言って使い所がないレンズ - 郡山めだか
ピンバック:Schneider Kreuznach componar 105mm f4.5はとても柔らかいレンズ - 郡山めだか