ai af micro nikkor 55mm f2.8
マニュアルのmicro nikkor 55mm f2.8Sのレンズを流用してオートフォーカス化し、等倍撮影まで可能になったレンズです
経緯に関して詳しくは千夜一夜を見てもらった方が間違いないです
micro nikkor 60mm f2.8Sの記事に書いてあります
使用環境
NIKONのフルサイズ機のD600にそのまま装着して、たぶんマルチコートの保護フィルターつけて撮影してます
写り
f2.8からいきます
近接で収差の影響でふんわりしています
よく見ると軸上色収差が出てます
同じくf2.8で少し離れた被写体です
立体感があり解像しているように見えますが等倍で見るとそこまで解像していません
同じような被写体で画角が変わりますがf4になると等倍で見てもそこそこ解像します
またf4です
ぼけが綺麗ではありません
二線ぼけが結構でます
f2.8でも二線ぼけは出てます
f5.6になると特に気になる所はありませんが現代のレンズに比べるとマイクロコントラストは控えめな印象です
f8です
逆光の木漏れ日とか嫌がらせみたいな環境でなければ軸上色収差はほぼ出ません
しっかりシャープで風景撮っても問題ありません
ただぼけの部分で色が滲んでいる印象があります
同じくf8ですが曇りの逆光です
パープルフリンジは出ていますがRAW現像でしっかり消えます
まとめ
写りはコントラスト高めで力強さがある写りです
開放付近だと解像感はありますが細部までは解像しないので凄く好ましいです
絞るとしっかりシャープですが現代レンズのようなカリカリシャープとは違いますがそれが逆に良いです
難点とすれば重量と大きさです
まだ記事を書いていませんがnikkor 50mm f1.8Dと比べると倍近く大きく重いです
ただレンズのキャラクターが違うので変わりにはならないのがレンズ選びの難しい所です
作例では近接撮影は載せていませんが屋外での近接撮影は中望遠の方が使いやすいので全然撮っていませんでした
余談
写りとは関係ないですが電子接点があるのでf値が記録されているのがやはり後から見直した時に便利です
マニュアルのmacro nikkor 55mm f2.8Sもaiレンズなので絞り値は残りますがaf micro nikkor 55mm f2.8はオートフォーカスができるので撮影のテンポが良くて楽でどちらを選ぶかと言えばオートフォーカスできる方を選んでしまいます