再考
過去に紹介したレンズですが時間が開いたので今の感覚や考え方でどう見えるのか見直してみます
OM SYSTEMのHPのリンク貼っときます
以前の記事はこちらです
使用環境
前回と異なり、eマウントからm42に変換し、ヘリコイド付きアダプターを挟み、m42からefマウントに変換し、efマウントからomマウントに変換して使用しています
なぜこんな面倒なことをするかと言うと中間リングをいちいち挟まずにマクロ撮影ができるようになるからです
使う使わないは別としてレンズは寄れるなら寄れた方が小さな植物に出会うかもしれないので安心します
写真はjpg撮って出しをリサイズしたものです
テスト撮影
ピントの確認からです
開放のf3.5ですがパッと見はシャープに写っているようにみえますが等倍でみると滲んでいます
輝度差があるところではパープルフリンジが出ています
f5.6で全体的にコントラストも上がり引き締まりますが輝度差があるとこはフリンジ出てます
逆光気味ですがf3.5です
ピントはふんわりですが雰囲気は良い感じです
f5.6でかなりシャープになります
背景の玉ぼけが角ばってしまうのが難点ですが意外と人の写真で角ばったぼけが出ていても気にならなかったりしますよね
マクロ寄りの撮影ですが開放のf3.5ではベールがかっているように滲みます
f5.6でも滲みはありますし、若干ぶれてるせいな気がします
背景も二線ぼけが出たりしてますがこの雰囲気は好きです
またマクロ寄りですが写りがソフトな分、細かい描写はあまり気持ちよくないです
見た感じはシャープなので等倍で見なければ問題ないんですけどね
f3.5でもf5.6でもトリミング耐性はそんなに高くはないかもしれません
また被写体が変わり、開放のf3.5ですが輝度差があるところだと色収差が出ます
f5.6で目立たないって感じです
f8でも若干残ります
最後に周辺を見ていきます
焦点距離が28mmなのでf8まで絞ってもそんなに良くありません
できれば中央付近を使いたいです
まとめ
現代レンズと比べると欠点はかなり多いかもしれません
色収差もありますし、周辺も弱いですし、開放f3.5でもソフトな描写です
そして暗いです
近接になる程ソフトな印象です
ですが逆にそれが良い雰囲気を作っているのかもしれません
輝度差に気を付ければ問題なく使えます
というか輝度差に気を付けなければいけないのはオールドレンズ全般に言えますよね
何よりもこの独特な色味が好きです
後は絞りがf3.5からなので明るさ次第ですが絞りをどの値にするかって悩む必要はそんなにないって点が楽しさ半減って考えるか楽と考えるかって感じです
ピンバック:OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5は銘玉 - 郡山めだか