F2.8ではない
以前にRokkor銘のmc macro rokkor 50mm f3.5をレビューしているんですがなんで同じスペックのレンズ買ってんの?って感じしますよね
単純にF2.8の方と間違えて購入してしまったわけです
間違いでの購入なので返品するわけにもいきません
F2.8の方は等倍撮影が可能なんですがこのF3.5の方は廉価版でハーフマクロまでしか撮影できません
ただ口径食が出ないらしく玉ボケをしたい人には開放f値が3.5なのでF2.8より安定した写真を吐き出してくれるわけです
あとは新しいレンズはコーティングの技術が上がっているはずです
ポジティブに考えます
曇る心配なし
5群5枚で貼り合わせのないレンズなのでバルサム切れがなく、曇ることがなく、コーティングにダメージがなければ長く使えるレンズです
ちなみにmc macro rokkor 50mm f3.5は4群6枚なのでバルサム切れになります
あと50mmで貼り合わせのないレンズって結構珍しい気がします
90mmとか28mmの焦点距離のレンズではよくあるとは思うんですけど珍しいってだけで価値があるかもしれませんよね
240gと軽い
mc macro rokkor 50mm f3.5は345gらしく約100g軽いです
ですがプラスチックの鏡筒なので落としたり、劣化して鏡筒にダメージがあれば永久に使えるわけではないのが残念なところです
例え金属の鏡筒だったとしても落としてレンズが割れる可能性があるので永久に使えるレンズってないんですけどね
個人的にはチープな外観でもプラスチック鏡筒のレンズって金属鏡筒よりも軽いので好きです
絞り羽根が1枚多い
7枚の絞り羽根で6枚の絞り羽根よりは丸みのあるぼけになります
些細なことかもしれませんがMinoltaのレンズは玉ボケしやすい印象があるので絞り羽根は多い方が良いです
使用環境
ソニーのAPS-C機のa6000にAマウントのマウントアダプター経由で使用しました
写り
開放のf3.5ですがピントが合っているところも柔らかめですし、ぼけもMinoltaらしく柔らかい印象です
質感は出ているので花とか撮るにはやはり良いレンズです
背景との距離が悪いとうるさくなりがちなんですけどそれが標準マクロの難しいところって思います
あとこの花びらの細かい反射ってPLフィルター使えば出なくなるのかなって思いながらいつも忘れるんですよね
平面的に切り取れると楽しいのでぶわーって壁面に花咲いてるとこ探してしまいます
感覚的になんですがうっすらベールがかかっている気がします
90年代ってこんなイメージありませんか?私だけですかね
等倍で見ると滲んでいるように見えるのは微ぶれのせいかレンズのせいか
絞り込んでもバッキバキにはならないです
まとめ
めちゃくちゃ好き!ってはなりませんでした
オートフォーカスのレンズなのでピントリングなんておまけ程度のつくりなんでしょうけどつるつるしてて引っかかりがないので操作もしにくいです
写り自体は大差はないと思いますがmc macro rokkor 50mm f3.5の方が質感の表現が良い気がします
正直残念な気持ちはありますがAマウントのレンズ使う時には持って行くって感じですね
マウントアダプターを複数持ってくのって意外と荷物が重くなりますよねってとこで終わりです