micro nikkor 55mm f2.8の前身のf3.5レンズですがレンズ構成が違い別物と言っても過言ではありません
f2.8が発売される前の19年間発売していたようです
私はf2.8から入りf3.5に逆行していったわけですがf3.5の方がパープルフリンジが少なく、ガッツがある写りで撮っていて楽しいですが性能的に被写体を選ぶ尖ったレンズです
NikonのHPの旧製品ページにも商品ページはありませんがニコンのHP載せておきます
購入経緯
ジャンクで買ったmicro nikkor 55mm f2.8が気に入っていたのでmicro nikkor 55mm f3.5の方が解像力があると知りどんなもんか気になったので購入しました
60年くらい前のレンズにしては光学系はとても綺麗で完全な状態だと思います
仕様
焦点距離 55mm
f値 3.5 5.6 8 11 16 22 32
絞り羽根 6枚 6角形
レンズ クセノタール型
フィルター径 52mm
フルサイズ対応
ハーフマクロ
電子接点なし
使用環境
aps-c機D3300で使用しました
電子接点がないので露出計もオートフォーカスも動きませんし、EXIFも記録されません
Jpg撮って出しです
使用感
マクロレンズなのでマクロ性能からいきます
最短撮影距離ではありませんがごちゃごちゃした花です
ピント合掌部は拡大してもこんくらい写ります
開放f値が3.5なので開放からしっかり写ります
コントラストが低いのは曇りで日陰だからです
木漏れ日をバックにすると絞った時に角ばったぼけが目立ちますが焦点距離が50mmのレンズはだいたこんなもんだと思います
開放だときちんと丸くなります
解像力特化のレンズなのでぼけに関してどうこう言うもんじゃないので切り取り方次第って感じです
マクロレンズなので寄れば寄るほど背景はボケますし被写界深度も寄れば寄る程薄くなるのでどこでどう撮るかを考える必要があります
敢えてぼけについて言うならガウスタイプと違い、ぬらぬら感が少ない印象です
順光だとコントラストが高いんですがそのせいで使いにくい時があります
明暗差の激しい場所ではできれば使いたくないです
被写体に合わせると他が白飛びしたり黒潰れしてしまうわけです
迷わずレンズ交換!と言いたいところですが難しい場面をどう撮るのかを楽しむレンズ遊びも有りですよね
まとめ
このレンズは適切なライティングをして撮るレンズなんだろうなと使ってて感じました
元々micro nikkorは文書の写しをするために作られたレンズですから当然なわけで屋外で明暗差のあるところで撮影することは考えられていないはずです
スタジオで彫刻とか石像とかを撮影したらすごい質感の写真が撮れるんだろうなと思います
そういった理由で持ち出すのを躊躇するレンズですがたまに無性に使いたくなるレンズです
あとは作例的な何かです
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