撒き餌レンズ
多くの写真家がシャープだと薦めるCanonのレンズなのでどんなもんかずっと気になっていました
光学設計は5群6枚で絞り羽根の枚数は5枚、最短撮影距離は0.45mで重さが130gです
特筆すべきは130gという軽さです
想像以上に軽いです
しかもオートフォーカスです
マウントアダプター経由で首から下げていられるくらい軽いです
軽い分、プラスチックの鏡筒で、マウント部分もプラスチック製なので剛性面で不安はありますが中古市場でキットレンズと同じくらいの価格で売られているので壊れたら買い替えるくらいの気持ちで使えます
もちろん大事に使いますが中のギアがプラスチック製なので金属製と比べると使えば使うほど壊れやすいかもしれません
使用環境
aps-c機のソニーa6000に電子接点付きのマウントアダプターを使用して使いました
作例

逆光気味のシチュエーションでの撮影からです
ピントの合焦部はそれなりにシャープに写っていますが解像感はあまりない印象です
ハイライトは滲んでいますし、色収差も結構あります
設計が古いせいか現代レンズよりはオールドレンズに近いです
コントラストはf値開放にしては高めですし、色も濃すぎずナチュラルな印象です

続いてf2.5です
開放よりは色収差も改善していますが、解像感はまだまだです

f2.8になると解像感が出てきますが色収差が気になるところです

f4で解像感が上がりますが色収差がまだあります

f5.6でもまだ色収差がありますし、ハイライトが滲んでいます

順光での撮影で被写体が変わりましたがピント合焦部はハイライト部分ということもあり滲んではいるものの、芯がある感じでうっすらソフトフォーカスがかかっているかのように見えます
逆光気味と比べると解像感があります

続いてf2.8でハイライトの滲みも収まり良い感じです

f4だと解像感がしっかり出て来ます

別のシチュエーションでのf4ですが細かい草も解像します
周辺がf4でも怪しい感じがします

こっからはぼけを見ていきます
最短撮影距離での撮影でf1.8ですがぼけはふわふわな感じでハイキーに仕上げてもいいかもなって感じです
ピント部分はハイライト部分なので滲んでいるのが難点です

少し後ろにするとこんな感じです

もう少し後ろになり、前ぼけが綺麗なのがわかります
後ろのぼけは好みでわかれると思いますが私は好きです

状況によっては背景がざわざわしていて面白いです

これは背景がぐるぐるぼけっぽくなっています

分かりにくいですがこれもです
fl 50mm f1.8はぐるぐるぼけで和製ビオターと言われていますがその名残みたいなものなのでしょうか
それともレンズ構成が5群6枚だからなんでしょうか、気になるようでならなかったので調べてません

ゴーストが気になりますが普段オールドレンズばかり使っていると逆光耐性はあるように感じます

同じように逆光ですがゴーストが出ると違和感のある感じがします

あとはセンサーに直接光が入ると反射します
レンズのせいかマウントアダプターのせいなのかはわかりませんが使う時は気を付けないといけません
まとめ
全体として開放付近ではふわふわ気味で絞るとキリっとします
コントラストは低めで彩度も落ち着いています
ハイライトがいつまでも滲むような印象で飛びやすい気がします

露出を暗部に合わせるとハイライトが飛ぶし、ハイライトに合わせると暗部のデティールが失われるので景色とか撮るならHDR合成をした方がいいのかもしれません
面倒なのでやりたくないですがこれは残さねばならないって時はやります

あと開放付近だとふわふわって書いてますが状況によってはちゃんとシャープに写ります
ゴーストが変な出方してますがピント位置がハイライトになければf1.8でこんくらいシャープに写ってくれます
ころころと表情の変わるレンズです
人物撮影だとハイライトの滲みが良い感じになったりするんでしょうね
なんとなくですが夜に都市部で使ったら良さそうな感じがします
ピンバック:canon fl 50mm f1.8 Ⅱ型は近接撮影でとても良い写りをする - 郡山めだか