初めてのロシアレンズ
carl zeissのゾナーのコピーレンズとして有名ですがコピー元を使用したことがないのでどこが似てる とか言えませんがレビューしたいと思います
そもそもcarl zeissってjenaと無印があり、ドイツの東側と西側に分かれていたんです
そして東側のjenaからロシアに技術が持ち出されてロシアレンズが発展していった歴史があります
レンズ構成は3群6枚の絞り羽根が9枚の単層コーティングのレンズです
最短撮影距離が100cmでフルサイズよりもaps-c機で使用した方が扱いやすいかもしれません
フルサイズの100cmって結構遠い気がします
rikenonの最短撮影距離の60cmでも寄れないって感じる私からするとかなり寄れないレンズです
参考にキットレンズのテレ端55mmでも30cmまで寄れます
レンジファインダー用のレンズなのでフランジバックが短く、レンズ設計上、繰り出し量には限界がありますよね
繰り出し量を多くすればレンズの全長が長くなり、コンパクトな利点が失われてしまいます
そもそも写真は記録するもので、マクロ撮影のようなものはそこまで一般的ではなかったんだろうと考えます
使用環境
ソニーのAPS-C機のa6000にl39用のマウントアダプターを使用して使いました
ライカのマウントってMとかTとかLとかあってよくわからないですが、ライカのボディを使える機会なんておそらくないので詳しく調べません
作例
作例とか言って今回なんでもないテストしかしていませんので全部RAW現像せずに撮って出しです
色収差の少なさに驚きました
ピントの合焦部分はシャープですし、色も撮って出しなのに結構で出て、ぱっと見はよく写るように見ますが等倍で見るとハイライトが滲みます
開放より締まる感じで安定します
開放からf4までの変化を見ると雰囲気は変わらずに被写界深度も厚くなり、画質も向上します
素直で使いやすいレンズのようです
マクロレンズほどの詳細感はありませんがそういうレンズではないので仕方ありませんね
逆光ですがフレアが出てますし、ゴーストも出ている感じします
逆光が当たっているところのエッジが立ちキラキラします
あとはシャワーのようなゴーストのようなものがでて面白いです
開放に戻りまして順光ですが正直、山に持って行くレンズではないと思います
ぼけが結構騒がしいです
背景との距離感によってはぼけがもこもこします
狙って撮るなら面白そうです
まとめ
レンズとしては色収差が抑えられており、開放からシャープで素直なレンズです
ハイライトの滲みと逆光には注意が必要です
ぼけに関しては騒がしいのでできれば背景と距離がとれるような状況で使いたいレンズです