大口径はいらない
色収差が大きくなるし、どうせ絞るから大口径は必要ないと1年半前に購入したものです
ジャンク過ぎて持ち出していませんでしたが今回のテスト撮影でもピントリングが回りすぎてレンズ群が外れて撮影ができなくなるくらいのジャンクです
綺麗にレンズが全部出てきたので全群繰り出し式のレンズです
あとは絞り羽根も錆びてますし、動きが悪いですし、絞りを固定しておくパーツもないような状態です
絞りの値も数値と微妙にずれています
そんなジャンクな状態であまり撮れませんでしたが映りに関しては思いの外私好みのレンズでしたので後述する作例を見て判断して頂きたいです
レンズ情報
一応前期型にあたります
金属鏡筒でコンパクトな見た目ですがそこそこずっしりします
レンズ構成は5群6枚で全群繰り出し式です
絞り羽根は8枚です
焦点距離が50mm前後だと6枚か5枚が多いですが8枚だとちょっとコストがかかっている感じします
それが良いかどうかは別ですがね
最短撮影距離はたぶん45cmくらいかなって思います
ピントリングがそんくらいまで回ります
フィルター径は55mmです
電子接点はありません
ちなみにミノルタのレンズ事業はソニーが引き継いでいます
使用環境
aps-c機のa6000にマウントアダプター経由で使用しました
作例
まずはf値開放で、徐々に絞っていってますがf値の数値はだいたいで見てみてください
開放だと締まりがなくコントラストも低いですしフリンジや色収差も出ます
f2.4では開放よりも色収差が減ってきて、玉ボケが丸みを帯びています
絞りがf5.6までは半段ずつ絞れるようになっています
ジャンクなのでずれていて正確ではないですし、絞り自体が押し込んでから回すのですごく使いにくいです
f2.8でかなり落ち着いてきましたが、玉ボケは少し角ばってきました
絞りの目盛がずれているのでf3.5とf4のあたりで絞りがよくわからなくなっているのでたぶんf4だと思うんですが固くなってなんか平凡な感じになってしまいました
ピントの合焦部はシャープですが拡大してみるとオールドレンズって感じです
ただ等倍表示には耐えられるくらいのシャープさだと思います
個人的にぼけ感が堪らなく好きです
たぶんf2.4かf2.8くらいだと思うんですが近接撮影もいけるんじゃないかって感じがします
玉ボケが若干角ばっているのが難点ですが五角形のよりは邪魔しないって感じで良いかもしれません
中間リング使ったらどうなるのか気になります
f値開放くらいですので等倍表示には耐えられませんが、がっつり目に加工すると色収差も気にならなくなるかもしれません
逆に自然なのにサイバーな感じも表現できるかもしれませんね
まとめ
写真の数が少ないのはレンズが外れたからです
癖がわかってきたなと思ったら地獄に叩き落された気分です
近接とかいろいろ試してみたかったんですけどね
なんとか修理はしましたがもう一本持っておきたいなと思いました
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