レンズ情報
4郡6枚のレンズ構成でel nikkorと同じく小型軽量でカメラバッグに入れておいても邪魔になりません
それなのに中判の6×6サイズのイメージサークルをカバーしています
フルサイズのセンサーを余裕でカバーしているので周辺減光やケラれることもなく安心して使えます
絞り羽根は8枚で絞ると8角形のぼけがでます
ニコンのHPに情報がありますので見てみてください
使用環境
ソニーのaps-cミラーレス機のa6000にヘリコイドアダプターをつけて使用しています
3本目の引き伸ばしレンズ
fujinon 50mm f2.8、el nikkor 50mm f2.8に続いて3本目の引き伸ばしレンズですが千夜一夜では無個性を追求したレンズとのことで私が使用した感想も特にこれと言って無いです
なんせ開放f値が5.6なのでいくら焦点距離が80mmとは言え、ぼけませんし、ピントがシャープかと言えば言う程シャープでもありません
逆光耐性も無く、コントラストが下がりますし、内部反射してるようで正直使いにくいレンズです
その使いにくさを越えた先に何か特別な写りが有るわけでもありません
ネガティブな評価ばかりですが飽くまで引き伸ばしレンズなので通常のレンズのように使うのは酷なわけです
アピールポイント
良い部分もあります
フランジバックが長いので一眼レフ機でもヘリコイドアダプターを使って使用できます
ぼけを重要視しないような撮影では意外と力を発揮し、開放f値が5.6なのでマクロ撮影では被写界深度が厚い状態で丸ぼけを得られるところです
角ばったぼけが好きではないのでその点は二重丸をつけます
キットレンズやズームレンズでテレ端70mmや85mmのf5.6があるからいらないってなりそうですが引き伸ばしレンズは収差が抑えられていますし、単焦点なので写りが違うはずなんです
いや、たぶんズームレンズの方が使い勝手は良いんです
比べてないんで使い比べてないので何とも言えませんがマクロ撮影が多いならいちいちクローズアップレンズをつけたり、エクステンションチューブを挟むのって面倒ですからレンズ一本で済むなら済ませたいです
それに単焦点レンズで80mmって実は珍しいんですよね
では作例みていきます
作例
まずは開放というかf値的には絞る必要ないのでたぶんずっと開放だったと思います
結構前に撮ったものなので覚えてません
ざっくり編集するとこんな感じです
ピント部分はめちゃくちゃシャープでもないんですよね
等倍で見るとハイライトが滲んでいるようにも見えますね
実際RAWの状態だとコントラストも彩度も低いので良いような悪いようなって感じです
画面に対してに黒潰れの量が撮影段階で分からないので後から持ち上げるってなった場合にイメージと違うこともあります
少し弄ってくすんだ感じにしてみましたがデータ自体は弄りやすく色がねじれている感じもないです
ボディに手振れ補正がついていれば映像制作に使ってもいいかもしれません
私の気分の問題でしょうがどことなくシネマライクな方向にもっていきたくなりますね
このレンズは50mmとは違ってぼけが開放できちんと丸くなります
個人的に結構大事なところです
元気いっぱいなレンズではなく落ち着いたレンズです
ぼけの感じも悪くないかと思います
被写体と背景の距離次第では二線ボケがでます
それはどのレンズでも一緒ですよね
まとめ
悪くないんですがこのレンズをどうしても使いたい場面が見つかりません
映像でなら使いたい時もありそうですが映像は今はやってないんですよね
引き延ばしレンズをカメラにつけて撮ること自体が本来の使い方ではないですから仕方ないですがこの記事見たからってこのレンズが悪いわけではないですからね、一応