ヤシカ
京セラは現在も存在している会社で、京セラと言えばヤシカ(Yashica)を吸収した会社で、ヤシカと言えばヤシコンと呼ばれるCONTAX Carl Zeiss Planarが有名ですがヤシカは富岡光学を子会社化しています
そんな技術を持った京セラ製のマクロレンズが今回紹介するレンズです
言っておきますが私はプラナーもマクロプラナーもマクロやシノンも所持していませんので撮り比べとかできません
Kyocera af system
このレンズの情報がかなり少ないのは特殊なマウントが影響していると思っています
Kyocera af systemという京セラ独自のマウントでヤシコンのマウントとは別物のマウントアダプターを海外から輸入するしかない状況です
海外だとYashica AFというマウントで呼ばれています
しかも私が購入した時はsony eマウント用が1~2か月待ちで一度向こうから何も説明もなくキャンセルされました
仕方がなかったのでアメリカのAmazonからNikonのFマウント用を購入し、Eマウントに改造しました
Fマウント用のは1.4倍の補正レンズが入っているものだったんですが補正レンズが干渉してKyocera af 60mm macro f2.8を取付できませんでした
他に所持しているKyoceraの50mmのレンズは取付できましたが私が今使いたいのは60mm macroなわけです
もちろん分解して補正レンズを外しました
分解してもとれなければ補正レンズを割る覚悟でいました
中華のメーカーで安く作ってくれていたらどんなによかったことかと思いました
面倒なマウントです
購入できるならEマウント用のを購入した方が良いです
レンズ情報
焦点距離が60mmで等倍マクロ、レンズ構成は5群7枚で重さが360g、絞り羽根は6枚でフィルター径は58mmです
金属鏡筒でピントリングはレンズの先の方についていますが幅が狭くぐりぐりしにくいです
Macro-Yashinon 60mm f2.8の後継のレンズらしいです
使用環境
ソニーのAPS-C機のa6000にマウントアダプター経由で使用しました
写り
色収差も出てますし、ふんわり気味ですが解像している感じとか玉ボケも邪魔にならない感じとかわかるかと思います
次はマクロよりなんですけど花びらにうっすら玉ボケが出来ているので開放の可能性が高いです
パープルフリンジ出てるし、若干滲んでいるので少し絞った方が良かったですが花びらのみずみずしい感じとか伝わるかと思います
一段絞りくらいだと思うんですが60mm(APS-C機なのでフルサイズ換算90mm)でこの前ボケの柔らかさとピントのシャープさを同時に得られるレンズは珍しいと思います
後ボケも角ばったぼけが出にくく柔らかく、右上には前ボケもこっそりあります
距離を間違うとぼけがすごく汚くなるんですけどね
二線ボケもでます
これは二段以上絞っていますが質感とかどうでしょう
二段以上絞るとかなり安定しますが日の丸構図が多いのはちょっと周辺に癖があるんです
平面を撮ったわけではないですが周辺の描写がグルグルぼけとまではいかないまでもなんか流れてる感じがします
しっかり絞って撮れば問題ないんですけどね
まとめ
この日は風が強いのと、気分的に三脚が面倒だったので手持ちでしたが三脚もってけばよかったなと思ってます
まだ一度しか持ち出していないんですが周辺が気になるかも?って感じなので次に持ち出す時は確認しながら撮ってみようと思います
あとこのレンズは見た目以上に重く感じるんですよね
重心がとりにくいのかもしれません
そしてピントリングも回しにくいですし、マウントアダプターもすぐに手に入らなかったり、改造したりしたので写り以外は嫌いなレンズです