何本50mm買うんやって感じですがまた50mmです
このサイトでまだ紹介していないのもまだいくつかありますが今回はニコンのnikkor 50mm f2です
このレンズは正真正銘の左右対象のダブルガウス型の4群6枚構成です
変形ダブルガウス型ではないってのが重要です
だからなんだって話ですがこのレンズは後継のレンズがないので正真正銘のダブルガウス型でないと嫌という方は選択肢に入れてもいいのではないでしょうか
そんな人いないと思いますがこのレンズ、すごく面白いレンズなんですってことで作例見ていきましょうか
使用環境はAPS-C機のD3300で使用しています
まずは開放
開放はf2なのにふわふわ気味でコントラストも低いです
日差しがガンガン当たっていると滲みますが開放なのでそういうレンズなので仕方がありません、それが味です
近接での開放の描写ですが絞らないとやはり近接はダメですね
時折nikkor 50mm f1.4Dと近い写りになったりしますがf1.4Dよりは控え目な印象です
ハマると独特な画になります
ピント自体は甘いですがなかなか面白いレンズです
背景は水面ではなく木漏れ日なんですけどこういう写り方するレンズって珍しいと思います
玉ボケにならずにあがいてる感じで玉ボケ嫌いな私ですがこういうのは好きです
軽く逆光気味ですが開放なのでやはりソフトな描写というかソフトフォーカスかかってるように見えます
ベールがかかっているって表現の方が良いんですかね
ストックフォトやってなければこのレンズは常用レンズとして持ち歩きたいレベルで好きです
とりあえずこのレンズで撮ってみるって感じでダメなら他のレンズを使うみたいな感じで
ボデイのせいかわかりませんが日陰や曇りだと若干青みがかるかもしれません
オールドレンズならではの色味で面白いですよね
ここからはいくつか絞っています
コントラストが低いので一つ絞ってのf2.8か二つ絞ってのf4かとは思いますがシャープになりました
絞り値がいくつかわかりませんが近接よりでピントが甘いです
近接から少し離れたところですがまだ甘い印象が残ります
太陽が当たっているのでがっつり絞っていると思いますが被写界深度が絞ってもそこまで深くならない気がするのでマクロレンズの代わりにはなりませんね
エクステンションチューブを使うんなら他のレンズ使った方が良いですし素直にマクロレンズ使った方が良さそうです
こちらも日が当たっているので結構絞っていると思いますが白が滲むことなく写っていますが後ろが二線ボケっぽくなってますね
気になるのが個体差があるとは思いますがピントの合掌部分の線が太い感じします
逆光に関して
オールドレンズの逆光に関してどうこう言ったって仕方ない気がしますが気になる方もいるでしょう
見ての通りフレアで全体的にコントラストが低くなります
絞り込むとゴーストが出るって感じで逆光耐性はないって思った方が賢明ですね
まとめ
絞り込んだり、マクロで撮りたいなら他のレンズ使った方が間違いなくいいと思います
ぼけを調節して被写体を活かせたらいいよねって感で、逆に面白い背景ぼけを探しそうなレンズです