タムキュー
過去にAPS-C機でレビューしていますのでそちらも記事もご覧下さい
タムロンの現行機種とはレンズの材質も構成も変わっているかと思いますが型番がe72、e171、e272はレンズ構成が同じようですがコーティングが違いe171とe272はデジタル用のコーティングとのことです
今回はe72のフィルム時代のレンズです
レンズの仕様はHPを確認した方が確かなのでそちらをご覧下さい
なぜまた使ったのか?
フルサイズ機を購入してAPS-C機で使用していたメインレンズの使い勝手が変わり、新しくどれにするのかって迷走しており、まずは手持ちのレンズを試してみようってところです
APS-C機で使用していた印象は解放気味で使うと色収差とぼけ感が好きではなかったんですが久しぶりに使ってみるかってなりました
使用環境
ニコンのフルサイズ機のD600にfマウント用のレンズを使用しました
フィルター類はつけていません
作例
写真はRAWデータからのストレート現像です
個人的にすごく気になる色収差から見ていきますが解放付近では輝度差があると軸上色収差が結構出るのでほぼ使っていません
f5.6に絞っても薄っすら出ています
近接になればなるほど出やすいです
少し離れた被写体でf5.6だと等倍で見ないとわからない程度になりますが被写体にもよるかと思います
こちらも同じくf5.6ですがぱっと見はわかりませんがよく見ると出ています
f8でも薄っすら出ますがここからはあら探しみたいなものです
f16でもすごく少なく出ます
次はピントについて見ていきますが解放だと若干ふわっとしています
f5.6で十分シャープになります
ぼけに関して好みは人それぞれで作風次第ですが私としては解放だと少し騒がしい感じがし、絞ると汚い印象を持ちました
柔らかい印象ですがそこに暗い色があると濁るってイメージです
木の枝とか入ると絞っても厳しいです
まとめ
当たり前な話しですがAPS-C機で使いにくければフルサイズ機でも使いにくいわけです
単純にぼけが好きじゃないですし色収差が気になります
コントラストが控え目なのでRAW現像で上げるとぼけが余計に汚くなることもあります
あとは色がくすんでいます
設定でコントラストあげたり彩度を上げないと気持ちよく撮影できません
というのも最近はギトギト系の現像にハマっているのでコントラストを上げても大丈夫なレンズの方が良いんですよね
ただこのレンズの良いところはオートフォーカスが思っていたよりも合いますし滑らかです
ボディ内モーターでのAFなので最新のレンズみたいな速さでも静かでもないですが良い感じです
モノクロ
おまけというかこのレンズの使い道としてモノクロにすると良い気がします
色収差や色の問題はなくなりますし解放f値からガンガン使えます
あとはぼけの汚さも色がなくなると意外と見れるようになります
流石に木の枝はどうにもなりませんが元々が背景整理できていないので仕方ありません
モノクロに関しては全然やっていないので見当違いのところがあるかもしれませんが色をなくした方が可能性がある気がします
というかモノクロ用のレンズとして見てみると写り自体は結構好きなんだなって思いました
今度モノクロ撮影をすると決めて使ってみようかと思います
おわり