初めてのcarl zeiss
carl zeissと言えばplanarで標準レンズの帝王とか呼ばれるレンズが有名ですが今回はvario sonnarです
レンズの銘板の刻印のTがなんなのか疑問に思うところですがT(ティースター)コーティングがしてありますよってことで現在のコシナツァイスのレンズにも刻印がしてあります
ちなみに今回のレンズはヤシカコンタックス時代のmade in japanのものです
余談ですがzeissのotusがいつかは使ってみたいって思っています
レンズ情報
10群10枚のレンズ構成で、重さは約500gとレンズの枚数がそのまま重量に繋がっている感じです
貼り合わせ面がないのはバルサム切れがないので良いですよね
最短撮影距離が0.7mで、結構遠い感じがします
ただこのレンズの特徴として焦点距離が35mmの時にマクロモードがついており、マクロモードの時だけ最短撮影距離が体感で30cm切ってる感じがします
使用環境
ソニーのa6000にマウントアダプター経由で使用しました
ヤシコンからefマウントに変換し、efマウントからm42に変換し、m42からヘリコイドアダプターを経由し、ボディにつけています
ヘリコイドアダプターを挟むことでテレ端70mmでマクロ撮影できるようにしています
写り
焦点距離が何mmでf値がいくつかは覚えていないので明記はしませんが写りを見ながらざっくり書いていきます
作例はRAWからのストレート現像です
一枚目はたぶんテレよりのf5.6くらいかと思います
ピントはシャープですが背景が結構うるさくなりがちです
ワイド側になればなる程、木々の中では汚くなるので背景整理が必須です
二枚目はテレ端でaps-c機なのでフルサイズ換算105mmになり、雑に撮っても背景がある程度ぼけてくれます
玉ぼけの形的にf4くらいかなって思います
三枚目は逆光でf5.6くらいかなとは思います
フレアがかってゴーストも出ていますが敢えて写すような派手さはないです
四枚目は開放かf4でワイド側のマクロよりです
どの焦点距離でもコントラストが低く、彩度も控え目なのでこの写真をコントラストと彩度マックスにして軽くRAW現像してみます
マックスなのに色がそんなにのってきません
まとめ
作例少なくね?ってなるかもしれませんが個人的にテレ端しか使わないレンズです
広角になる程、ぼけが汚くなるので背景整理をしないといけませんし、近接付近だと絞っても限度があるので難しいです
あとマクロモードが広角にあるのが使う前は面白そうと思っていましたが使い始めるとかなり使いにくいです
テレ端で限界まで被写体に寄って、あと少し寄りたいってなった時にワイド端にして被写体に近づいてピント合わせをしなくてはいけないわけです
頭がおかしなりそうでした
テレ端とワイド端で画角が変わるし、写りも変わるのでマクロモードの意味がないです
あとコントラストも低ければ彩度も低いので今の私には合いません
ポートレートで優しい雰囲気とか出したい時に使うようなレンズかもしれません