再考
最近rokkorのf2とf1.8のレンズをテストしてみて過去に記事にしたf1.4のレンズを見直してみようってことで再び記事にします
前回のf1.4の記事はこちらです
多少時間が経過して、考え方の変化もあるので整理もかねての記事なのでテスト撮影しかしていませんが参考にしてみて下さい
rokkorはminoltaになり、現在のソニーが引き継いでいますので興味があるかたはwikipediaへどうぞ
使用環境
前回と同じくソニーのAPS-C機のa6000にマウントアダプターを経由して使用しました
ホワイトバランスはオートです
写真は全て撮って出しjpgをリサイズしたものです
テスト撮影なので自分がよく撮影をするほぼ近接よりのテストしかしていません
テスト撮影
少し遠景気味のf1.4ですが収差のせいでソフトフォーカスがうっすらかかっているかのようですがよく見ると解像はしています
このソフトフォーカス気味なのをRAW現像でどうにかしようとするとシャープなピント合焦部とぼけのバランスに違和感が出ますし、ノイズが結構出るのでやめた方がいいです
コントラストは低めですが後からRaw現像でどうにかなるレベルですし、色味はrokkorのf2やf1.8と同じような印象がありこれもRAW現像でどうにかなります
f2になるとソフトフォーカスがかなり改善し、ほぼ気になりません
ただぼけの部分が怪しいような気がします
f2.8、f4とどんどんシャープになり、画質が良くなりますが曇りだったせいかコントラストが上がっている印象がありません
被写体が変わり、近めの撮影ですがf1.4だとやはり中心部でも滲みます
少し前だと良くないって言ってしまうところですがソフトな描写は表現の幅が広がるので飽きなくて良いなって思います
f2でも若干ソフトな印象です
f2.8でもシャープさが他のレンズに比べて少ないかもしれません
キレがないって言い換えてもいいかもしれません
f4でもなんとなくベールががっているような感じでキレがない気がします
撮ってた時も思ったんですがこのレンズは近接が苦手というか、少し遠景気味のようにソフトだけど解像している感じがないです
ふんわり写る感じです
被写体が変わりまして近接のf1.4です
これまでの写真だとぼけが目立たない被写体を選んでいましたが今回はぼけを見ていきます
開放なのでもちろん全体的にふんわり写ります
ぼけもとろけるようにとは言えたせんがこれはこれで良いと思います
f2だとぼけが角ばっているぼけがうっすらでてきます
ピント合焦部もかなりソフトです
f2.8でピント合焦部がかなりよくなりますがぼけがざわざわし始めます
f4でピント合焦部が固すぎず最近の好みですが角ばったぼけが主張し始めます
また被写体が変わり、逆光気味で木漏れ日の背景を見ていきます
木々の中でよく撮るので結構大事な要素です
f1.4ですがピント部分は色収差がかなり出ます
正直使えないレベルです
ただ玉ぼけが半端なく出ます
輪郭が青みがかっているので強調されてみえます
f2でもピントの合焦部は等倍では使えないです
背景の木漏れ日は若干角ばっていますがギリギリセーフです
f2.8でもピントの合焦部は厳しいですし、木漏れ日がただうるさいだけです
f4でピントの合焦部はギリギリ使えるかもって感じです
f5.6だとピントの合焦部の色収差はかなり減ります
最後に周辺の確認です
フルサイズのレンズをAPS-C機で使ってても周辺が甘い時って結構あるのでチェックしときます
ということでf1.4なので言わずもがなかもしれませんがソフトな描写です
f2でもまだ甘い印象です
f2.8ですが花びらにピント来てそうにみえますが葉っぱの方にピントが来てます
良くはないですがギリギリセーフです
f4で良い感じです
ピントは好みですがぼけが好みではありません
まとめ
近接だとピントの合焦部がソフトで、絞るとぼけがうるさくなりがちなので背景整理ができる環境でできる限り絞って使うレンズです
人物ポートレートとかでソフトな描写で使うなら絞りを開けても良いかもしれませんが木々の中ではぼけとピントのバランスをとるのが難しいです
街中で撮影したらどんな風に写るか試してみたい気もしますが街中って何を撮って良いかわかんないんですよね
あと地味に重いです
auto rokkor-fp 55mm f2の方が私は 使いやすくて好きです
ピンバック:MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4は解像感はあるんだけれど寂しげ - 郡山めだか
ピンバック:MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4は解像感はあるんだけれど寂しげ - 郡山めだか