このレンズはcosinaのoemらしく、5つの名前で売られていたそうです
・tokina(トキナー)
・cosina(コシナ)
・pentax(ペンタックス)
・vivitar(ビビター?)
・rikenon(リケノン)
5つありますが私が今回購入したのはcosinaのものでニコンfマウントです
上記の5社のHPを調べましたが旧製品にも載っていなくいつ発売されたのかも不明ですが1980年代から1990年代に発売されたものらしいです
cosinaとpentaxのHPがSSL通信に対応していないのでびっくりしたことは余談です
トキナーはコシナの親会社ですし、ペンタックスと共同開発している製品もあるみたいなので同じ商品があってもよさそうです
リケノンはリコーで現在はペンタックを吸収しましたからね
ビビターはアメリカのユダヤ系の輸入会社みたいです
ユダヤ系って聞くとイスラエルですが日本語と同じ発音で同じ意味の言葉があることで有名です
日ユ同祖論です
オカルトも好きなんですよ
仕様
焦点距離 100mm
f値 3.5(開放),5.6,8,11,16,22
重さ 約210g
フルサイズ対応
ハーフマクロ
絞り 8枚羽根
フィルター径49mm
購入経緯
micro nikkor 55mm f3.5が気に入り、同じレンズ構成で90mmくらいの焦点距離のがあれば良いのになって思い、同じクセノタール型なので購入しました
なぜ90mm程度が良いかと言うと55mmだと被写体にかなり近づかないといけないので野外撮影だと厳しい場面が多々あるからです
昨年tamronの90mm macro f2.8をずっと使用していたのでそれに慣れてしまいました
あとはコシナはカールツァイスやフォクトレンダーのレンズを作っているので古い時代のレンズにもその片鱗を見られるのではないかと思って購入しました
ええ、フォクトレンダーもカールツァイスも使ったことはありませんのであれっぽい、これっぽいとは言えないのでご了承ください
使用環境
aps-c機のソニー、a6000にアダプターをつけて使用しました
RAW現像しています
使用感
この日は風が強い日でISO感度をあまり上げたくなかったのでf5.6より大きくはしていません
f値解放だとコントラストが落ちます
ピント合掌部はシャープで被写界深度は浅めで合掌部から後ろにぼけていく部分が滲んでいるように見えます
前ぼけは位置関係次第ですが中望遠レンズなので背景はちゃんとぼけてくれます
f3.5の次がf5.6で一段半分絞ることになりますがかなり安定します
コントラストが向上し発色がよくなり、被写界深度も深くなり使いやすいです
被写体によってはかなりきっちりしますし、むしろゴリゴリしてるように見えます
f4もあったらって思ってしまいます
8枚羽根の絞りなので8角形のぼけが出るはずですが特に意識しなくても角ばったぼけが目立たないので背景整理がしやすいです
まとめ
写りに関してはとんでもない癖もなく素直な印象で特にホワイトバランスで悩まされることもなく、絞ったら絞った分きっちり写り、二線ボケにもならないので背景はごちゃごちゃしてても構いませんし、むしろごちゃごちゃしたのを撮りたいとRAW現像してる時に思いました
RAW現像必須ですがだいたいRAW現像しますよね
ハーフマクロなので花は良いかもしれないけれど虫を撮るとなると物足りなさはあります
写りよりも軽さが最大のメリットです
約210gでかなりチープな質感なので数値よりもかなり軽く感じます
ピントリングもガタがありますが片手でも腕がプルプルしないので無理な体勢で撮影もできます
逆に軽すぎてシャッター切る時に手振れしてしまいます
マクロレンズではなくマクロ撮影もできる中望遠レンズだと思うと幸せになれます